サラエボの花 


映画館で予告編を観て気になっていた作品。
2006年ベルリン映画祭で金熊賞受賞。

たぶん長野オリンピック。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの選手団入場の時、アナウンサーが誇らしげな紹介コメントを読んでいたような記憶がある。
「ボスニア紛争」と言う言葉も、当時の新聞等で目にしていたはず。
でも“ボスニア・ヘルツェゴヴィナ”と聞いて思い出すのはそれくらいだった。

この映画を観る前に、ネットでボスニア紛争について少し調べてから観たが。
活字で見るよりも、ずっと辛かった。
戦争の場面は1シーンもないが、描かれていない裏側の悲惨さ、酷さは十分に伝わった。
ほんの20年前なのに「民族浄化」とか、そんな思想が横行していたなんて。
歴史の中で、人は過去にも同じ過ちを犯して、そしてそれが「過ち」であると学んでいるはずなのに。
ヨーロッパなら尚更だと思うのだけれど・・・。

女性の監督が、女性の視点で描いたからだろうか。
主人公の2人が「母親」と「娘」という関係だったからだろうか。
親子であり、女同士でもある、2人の感情のやり取りが切な過ぎて、自分には重かった。



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